次回のCJCトークは、8月10日(土)午後2時半から、グリフィンセンターにて、田中教子さんとサヴァンダリー・ヴォンプーソンさんによる “シルクロードの文様とうた~東大寺二月堂の階段から~” が行われます。

闇の支配下にあった長い冬が過ぎ春の足音が遠くに聞こえ始める頃、奈良東大寺二月堂では十一面観音の悔過の行がはじまり、練行衆の声明が闇と火の中から厳かに聞こえてくる。

2017 年3 月、この神秘の行法を目の当たりにした歌人・田中教子とモダンアートの画家サヴァンダーリー・ヴォンプーソンの魂が共鳴し、大型のコラボレーション作品を作り上げた。この作品は、2019 年8 月15 日より10 月13 日ANU 付属美術館「 Drill Hall Gallery」サヴァンダーリーの回顧展の一室で展示される。1299 年間絶えることなく続いた東大寺の奇跡の行法と、今日の国境を越えた二人の芸術の実践は、まさに壮大なる古今の異文化の交流と言えるだろう。

Drill Hall (ANU)2019.8.16~10.13
https://dhg.anu.edu.au/events/savanhdary-vongpoothorn-a-survey/

<講師紹介>

田中教子(歌人・書家・研究者)

アララギの歌人で万葉集の研究者であった故猪股静弥に師事して1986 年19 歳で短歌をはじめ、離婚や家族の死、乳癌の
経験を経て、2008 年第3回中城ふみ子賞を受賞して注目される。近年は評論連載に注目が集まり、2019 年『覚醒の暗指』で27 回ながらみ書房出版賞を受賞。短歌研究者としては、2018 年同志社女子大学より博士号(日本語日本文化)を授与され、2019 年作品社より『斎藤茂吉』を刊行。茂吉とヨーロッパの「未来派」の関係を解いて近現代短歌の歴史と現代詩の歴史を変えたと注目される。また書道は1990 年より漢字を故・林田芳園、仮名を故・桑田三舟に師事して日本書芸院展、読売書法展など受賞多数。日本書芸院無鑑査会員。現在近畿大学にて教鞭をとる。2010 年より奈良市とキャンベラ市の姉
妹都市友好の「短歌とTANKA」の活動を行っている。

サヴァンダーリー・ヴォンプーソン

1971 年ラオスに生まれ、1979 年家族と共に渡豪。1992 年ウェスタンシドニー大学を卒業、1993 年ニューサウスウェルズ大学のビュジュアルアート科を優秀な成績で卒業し、以後、スコットランド、日本、シンガポールなどで研鑽を積んだ後、毎年数々の展覧会、個展に出品。受賞多数。作品はオーストラリア国立美術館(キャンベラ)、国立現代美術館(VictoriaQueensland)ニューサウス州他、大学美術館、有名企業個人に買い上げられている。

お申し込みは、Eventbrite、メール、或いは、電話にて、8月7日までにお願いします。

Eventbrite:右のリンクから申し込みできます。https://www.eventbrite.com.au/e/cjc-tickets-66267755641

メール:info@canberrajapanclub.org.au

電話:0434589190 アベネール朋子 または、0438824538 ラム直子まで

尚、CJC非会員の方は、当日参加費として$5のお支払いをお願い致します。